日時:9月18日水曜日 19時から20時半まで
場所:JICA地球広場(市ヶ谷)会費:1000円
申込み:wattanatamlao@outlook.com
お話の一端:御縁あって、20年ほどラオスに通っていますが、すべては初めて訪れたルアンプラバーンの朝から始まりました。
「秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣では露にぬれつつ」 天智天皇
その後、山間盆地の風景を表現する学問的概念としての「タイ文化圏 Tay Cultural Area」という概念に触れ、ラオスの北部を中心に周るなかで、ラオスの全ては31文字では表せないものの、ある種の道具を測ることで、地域と文化というものが表現できるのではないかということに数年前に思い至り、爾来田舎を歩いては、人様の家で道具類を測り続けている一端をご紹介します。
また、現在行っている消滅しつつある文化の記録についても、お話しできればいいと思っていますが?
園江満さんのプロフィール
現職:日本大学生物資源科学部講師・研究員
お得意の分野:地理学、文化人類学、地域研究
キーワード:ラオス、タイ文化圏(Tay Cultural Area)、
農耕文化、在来技術
関連資料:
海外モバイル展示「ラオス―農の技」(『ウロボロス(東京大学総合研究博物館ニュース)』No.15(2/3): 10-19, 2010)
「タイ文化圏の農耕文化 ―ラオス北部の稲作を中心に―」(『ヒマラヤ学誌』No.12, 198-208,
2011)
「ラオスにおける伝統的砂糖生産の諸相―タイ文化圏の生産工具研究から―」(『ヒマラヤ学誌』No.13, 354-367, 2012)