2011年6月16日

趣意書

日本ラオス研究会の設立について

近年、大学院生を含めラオス研究者が増えていますが、開発学会や東南アジア学会などの各学会においてさえ、ラオス研究者が一同に集まる場が存在しません。発起人は、東南アジア学会などの場以外に、研究テーマについて相談したり、議論したりする相手が周囲に決して多くないと日頃から感じております。また、さまざまな学会でラオスをテーマにした発表が行われるようになっていますが、諸学会において、必ずしもラオスに精通し、内容を的確に批判し、かつ、評価できる研究者がその場にいるとは限りません。発起人は、ラオス研究者同士が交流を深め、研究テーマについて議論し、意見交換を行う場を設ける必要があると考えています。2006年にCenter for Lao Studiesという組織が設立され、国際的にもラオス研究がようやく盛んになってきたところです。このような場が日本にできれば、日本におけるラオス研究の発展と普及に資するのではないか、また、日本から世界に向けて何かを発信できるのではないかと考えています。

1.目的
本会は、日本のラオス研究に関心を有する者が集い、意見交換を行い、議論し、情報を共有し合うとともに、ラオス研究の発展に寄与することを目的とする。

2.参加資格 
本会の趣意に賛同する者。

3.参加費
研究大会参加の実費(コピー代等)。年会費はなし。

4.活動
(1)研究大会の開催
(2)地区ごとの研究例会などの開催
(3)会報の発行
(4)ホームページにおける情報発信 (http://lao-studies.blogspot.com/

5.発起人(五十音順)
岩佐光広(高知大学人文学部講師)
鈴木玲子(東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授)
スックニラン・ケオラ(アジア経済研究所研究員)
富田晋介(東京大学大学院農学生命科学研究科助教)
増原善之(京都大学地域研究統合情報センター研究員)
矢野順子(一橋大学大学院言語社会研究科博士研究員)
山田紀彦(アジア経済研究所研究員)
横山智(名古屋大学大学院環境学研究科准教授)