2012年1月23日

メコン河流域の暮らしと自然

メコン・ウォッチは、「自然環境情報ひろば丸の内さえずり館」のご協力をいた
だき、1月と2月に連続セミナーを開催しています。第2回は、ラオス北部の焼畑
民の土地・森林利用の知恵、彼らの暮らしを取り巻く変化についてのお話です。

また、1月10日から2月28日まで、同会場にて展示「日本とメコン、人と自然の物
語 」も行っております。映像や写真、手仕事の道具の紹介を通じて、どこか懐
かしいタイやラオスの暮らしと日本の村の「今」を重ね合わせて、これからの環
境と生活のあり方について皆さんと一緒に考えてみたいと思います。是非ご来場
ください。
(月—金 11:00〜18:00、土日祝日休館)

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連続セミナー:メコン河流域の暮らしと自然
第2回 森と生きる人びと〜ラオス北部の焼畑民の暮らしと環境問題〜
【転載歓迎】
日時:2012年1月25日(水) 18:30〜20:00
場所:自然環境情報ひろば丸の内さえずり館
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話し手:東智美(メコン・ウォッチ)

ラオスでは今も多くの人々が焼畑耕作や森林から得られる非木材林産物に依存し
た生活を営んでいます。ラオス北部の山岳部に暮らす焼畑民、カム民族の暮らし
にも、自然資源利用をめぐる様々な知恵が息づいています。焼畑というと森林破
壊の原因と見られがちですが、一定の休閑期間を確保できれば、持続的な農業と
して営まれてきました。一方で、現在のラオスでは、村落移転事業、ダム開発、
焼畑抑制政策、土地・森林区分事業など、開発事業や政策の実施によって、村人
の森林へのアクセスが制限される事例が各地で生じています。映像作品や実際に
焼畑や狩猟に使われる道具をお見せしながら、森と共にある焼畑民の暮らしとそ
れを取り巻く環境問題についてお話しします。

■場所:自然環境情報ひろば丸の内さえずり館
所在地 東京都千代田区有楽町1−12−1 新有楽町ビル1F
■申込制:先着40名
■参加費:各回500円(主催・協力団体会員は無料)
■申込:申込フォーム http://goo.gl/3EBil
または、メコン・ウォッチ event@mekongwatch.org
にお名前と連絡先を添えてお申し込みください。

■次回のセミナーの日程
第3回 森の再生、文化の再生〜タイ・チョン族の実験〜
2012年2月14日(火)18:30-20:00
話し手:シリラット・シーソンバット(タイ・チョン文化復興委員会)(逐次通
訳付)
チョン族はタイ東部に住む少数民族。地元の小学校で、失われつつあるチョン
語や森の資源を使う知恵を子どもたちに教えることで、自然と共生する文化を
未来に伝えようとしています。チョン族の代表から伝統的生活や再生活動の成
果・課題についてお話を聞きます。

*現地調査とセミナー開催にあたっては、Lushジャパン、経団連自然保護基金、
自然環境情報ひろば丸の内さえずり館、三井物産環境基金の支援をいただいて
います。

■協力:(財)地球・人間環境フォーラム

■問合せ
特定非営利活動法人メコン・ウォッチ(担当:木口)
〒110-0015 東京都台東区東上野1-20-6 丸幸ビル2階 
Tel: 03-3832-5034 Fax: 03-3832-5039